香川県坂出市の整骨院|ストレートネックによる首の痛みを2週間で改善

【症例報告】60代女性 ストレートネックが原因の首の神経痛が2週間で改善
首や肩の痛み、しびれでお悩みの方は多くいらっしゃいます。その中でも、最近増えているのが「ストレートネック」による不調です。今回ご紹介するのは、60代女性で、ストレートネックが原因となって左首から肩・背中にかけて強い神経痛が出ていた方の症例です。当院での施術とセルフケアの工夫により、わずか2週間で大きく改善しました。同じようなお悩みをお持ちの方にとって参考になれば幸いです。
 

1. 患者さんの背景と症状


患者さんは60代女性。長年デスクワークをされており、パソコンやスマートフォンの使用時間も長い生活習慣が続いていました。
ご自身で体操をしようと首を下に曲げたところ次第に首の左側に鋭い痛みを感じるようになり、鋭い痛みがかなりきつくなってきました。幸いしびれは、ありませんでした。
徒手検査や触診、問診でお聞きしことを総合的に判断して「ストレートネック」が原因で神経や筋肉に負担がかかっていると説明しました。
「夜も痛みで眠れない」「下を向くと痛みが強くなる」「痛みで首を全く動かせない」といった訴えもあり、日常生活に大きな支障をきたしていました。

2. 初診時の状態


当院に来られた時には、次のような状態でした。
  • 首の自然なカーブ(前弯)がなく、まっすぐに近い状態
  • 左の首から肩にかけて強い張りと圧痛
  • 振り向いたり首を後ろに倒すと鋭い痛みが走る
  • 痛みにより首を動かせない。特に上を向く(後屈)が全くできない。
  • 神経学的検査では筋力低下はなし、しかし神経症状あり
典型的な「ストレートネックに伴う神経痛」の状態と考えられました。
 

3. 治療の進め方


当院では以下の流れで施術を行いました。
1. 急性期(初期〜1週間)
  • 微弱電流治療(アキュスコープ)を使用し、筋肉の緊張をやわらげ、神経の炎症を鎮める施術を実施。
  • 温熱療法で血流を促進し、硬くなった筋肉をゆるめる。
  • 強い刺激は避け、うつ伏せが痛みでできないので横向きで首は触らず、方と背中に軽めの手技を行い、痛みを悪化させない範囲で可動域を回復させる。
  • 自宅では「下を向きすぎない」「高さの合った枕を使う」など、姿勢の工夫を指導。
2. 改善期(2週目)
  • 引き続き、微弱電流治療(アキュスコープ)で神経の興奮と筋緊張を調整。
  • 神経痛が半分以下に減少。痛みが弱まり、可動域が広がったことで日常生活が楽になる。
  • 姿勢改善のために、肩甲骨を動かす体操や首を支える深層筋のエクササイズを追加。
  • 短時間のパソコン作業や読書なら問題なく行えるようになった。
  • 下を向く時間を少なくするように指導。

4. 経過と結果

治療開始から 2週間 の時点で、患者さんの痛みとしびれはほとんど消失しました。可動域もほぼ正常に回復しました。
「夜も眠れるようになった」
「首を動かしても痛くない」
と大変喜んでいただきました。
その後も再発予防のために週1回のメンテナンス施術をおすすめし、自宅でのセルフケアを継続していただいています。

5. 考察(なぜ2週間で改善できたのか?)


ストレートネックは一度なると完全に元に戻すのは難しいといわれますが、症状の改善は十分可能です。今回の症例で早期に改善が見られた理由は以下の通りです。
  1. 早めに施術を開始できたこと
    症状が出てからすぐに来院されたため、炎症が慢性化する前にケアができました。
  2. 筋肉と神経の両面にアプローチしたこと
    電気治療(アキュスコープ)と温熱療法で筋肉をやわらげ、神経の興奮を鎮めたことが効果的でした。
  3. 生活習慣の改善が徹底できたこと
    姿勢や枕の調整を守っていただき、下を向く習慣を減らしたことで回復がスムーズになりました。
  4. 背中のトレーニング・運動・ストレッチを早期に行えたこと            痛みが減少してきてから首はあまり動かさず、首と繋がる大きな筋肉がある背中のストレッチと運動・トレーニングの指導をさせていただき、自宅で痛みが出ない無理のない範囲でしっかり行って頂けたことが効果的でした。



 

6. ストレートネックによる症状でお悩みの方へ

ストレートネックは現代病ともいわれ、スマートフォンやパソコンの使用や下向きでの姿勢で年齢を問わず増えています。
  • 首や肩のこり
  • 頭痛
  • 手や腕のしびれ
  • 神経痛
こうした症状は「加齢だから仕方ない」と思われがちですが、適切な施術とセルフケアで改善できます。
当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせて、痛みを和らげる施術と、再発を防ぐための姿勢指導・運動指導を行っています。

7. まとめ

今回の症例は、60代女性のストレートネックによる左首の神経痛が、2週間で改善したケースでした。
症状の原因をしっかり見極め、筋肉と神経の両方にアプローチし、さらに生活習慣の改善を組み合わせることで、短期間での回復が可能となりました。
もし同じように首や肩の痛み、しびれでお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。
 

  • このブログの記事は「石川翼」が書きました。

    こんにちは。せとうち整骨院の石川です。
    大阪出身で高校の時に山梨に行き、また専門学校で大阪に戻って社会人になり香川に来ました。香川に来て5年以上経ちました。
    「手当て」と書くように手を使ってケガなどを治していくので手の感覚を大切にしいます。身体や筋肉の状態をよく触って(触診)把握し、よく患者様のお話をお聞き(問診)して、患者様のお悩みや痛みを根本から改善できるように日々努力しながら一所懸命にサポートさせていただくのでよろしくお願いします。