こんにちは。せとうち整骨院の中村です。
出身は埼玉県で高校卒業後、大阪で8年ほど整骨院、リラクゼーションサロン、整形外科リハビリ室勤務、スポーツトレーナーを経験し香川県に来ました。以来県内の複数の系列整骨院で勤務し現在はせとうち整骨院で勤務しています。
たくさんの患者様と知り合えた事、症例に触れたことは今の私にはこの上ない経験となっています。これからも仕事を通じて皆様の健康のお手伝いができることをうれしく思っています。
梅雨時期の不調
梅雨時の健康管理
~不調を招きやすい環境と代表的な健康トラブル~
6月から7月にかけての梅雨の季節は、長雨、曇天、高湿度といった気象条件が続くことで、身体や心に不調を感じる人が少なくありません。梅雨の時期は、私たちの健康を脅かす「見えにくいストレス」に満ちており、日常生活に影響を与えるさまざまな症状が現れやすくなります。今回は、まず梅雨に特徴的な不調を招きやすい環境と代表的な健康トラブルである「自律神経失調症」「熱中症」「睡眠障害」「気象痛」についてお伝えしたいと思います。梅雨時に不調を招きやすい環境とは
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気圧の変化が大きい
梅雨前線の影響で低気圧が長く続くため、気圧が不安定になります。人間の身体は気圧変化に敏感で、自律神経系にストレスがかかります。 -
高温多湿な空気
湿度が70〜90%にも達する日が続きます。湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体温調節がうまくいかなくなります。 -
日照不足
曇りや雨の日が多く、太陽の光を浴びる時間が減るため、体内時計が乱れたり、気分が落ち込みやすくなります。
1. 自律神経失調症
自律神経とは、交感神経と副交感神経のバランスで成り立ち、心拍や血圧、消化、呼吸、体温調節などを無意識にコントロールしています。梅雨のように気温・湿度・気圧が頻繁に変化する時期は、このバランスが崩れやすく、「自律神経失調症」と呼ばれる状態を引き起こすことがあります。主な症状:
- 倦怠感
- 頭痛やめまい
- 胃腸の不調
- 動悸、不眠
- イライラ、不安感
・規則正しい睡眠のタイミング
・朝に日光を浴びて体内時計をリセット
・軽いストレッチやウォーキングなどで血行を促進
・カフェインやアルコールの摂取を控え、バランスのよい食事を心がける
2. 熱中症(湿度による隠れ熱中症)
梅雨時はまだ夏本番ではないものの、気温が上昇し始め、湿度も高いため、熱中症のリスクが高まります。特に「湿度が高いと汗が蒸発しにくい」ため、体内の熱をうまく放出できず、「隠れ熱中症」に陥ることがあります。主な症状:
- のぼせやめまい
- 吐き気
- 筋肉のけいれん
- 意識障害(重症化時)
・室内でもこまめに水分補給。(理想は1日1.5〜2L)
・除湿器やエアコンを使い、不快指数を下げる。(湿度60%以下が目安)
・屋外では通気性のよい衣服を選ぶ
・喉が渇く前に水分と塩分を摂取
3. 睡眠障害
梅雨の寝苦しさは、睡眠の質を低下させます。高湿度により寝汗をかいて目が覚めたり、エアコンの使用によって冷えすぎたりといった環境の変化が、良質な睡眠を妨げる原因になります。また、日照時間が少ないことも体内時計のリズムを狂わせ、睡眠障害に拍車をかけます。主な症状:
- 寝つきが悪い
- 夜中に目が覚める
- 朝すっきり起きられない
- 日中の強い眠気や集中力の低下
・就寝1時間前はスマホやテレビを避け、脳をリラックス状態にする
・寝室の湿度を50〜60%に保ち、涼しく保つ
・遮光カーテンを開けて朝日を浴びる習慣をつける
・軽い運動(ヨガやストレッチ)を日中に取り入れる
4. 気象痛(天気痛)
気象の変化、特に気圧の低下により発症または悪化する痛みを最近では「気象痛」あるいは「天気痛」と呼びます。梅雨時は気圧の変動が激しく、頭痛や関節痛、古傷の痛みが再発する人が増加します。主な症状:
- 頭痛、片頭痛
- 首や肩のこり
- 古傷や関節の痛み
- 気分の落ち込み
・首元を温めて血行をよくする(ホットタオルなど)
・天気予報で気圧の変化をチェックし、無理な予定は避ける
・耳まわりのマッサージで内耳の平衡感覚を整える
・必要に応じて鎮痛薬を活用し、早めの対処を心がける
おわりに
梅雨は、単なる季節の移り変わりではなく、私たちの心身にさまざまな影響を及ぼす「健康リスクの高い時期」といえます。自律神経の乱れや気象変化による体調不良、睡眠トラブル、湿度による熱中症など、油断すれば日常生活に支障をきたす症状が多く見られます。しかし、正しい知識を持ち、早めに対策を講じることで、それらのリスクは大きく軽減できます。自身の身体と丁寧に向き合い、梅雨の時期を快適に、健康的に乗り越えていきましょう。
せとうち整骨院では、主に鍼灸施術やエステなどで自律神経の安定を目的とした施術を行っています。また患者様の生活スタイルに合ったケアの方法もアドバイスさせていただきます。お気軽にお尋ねください。
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このブログの記事は「中村直樹」が書きました。